また恋をした、その時に。



ご飯を食べ終わり、
リクと肩を並べてソファーに座る。

目の前にテレビの音と映像が流れる───

テレビの映像なんて
頭に入らないから。


トクン、トクン・・・・・

いつもより早い、胸の鼓動。

意識してから、どうも緊張しちゃって。


だけど、
温かくて…居心地の良いこの場所

見つけた。私の居場所。

リクの隣が心地よい───────



私は感謝の気持ちを彼に伝える。

「ねぇ、リク…ありがとう。


……自然と笑顔になっていた。


「良かった、心美ちゃんが笑顔になってくれて。」

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