また恋をした、その時に。





「ホントに。好きになった相手が
小日向だったら………

こんな想いしなかったね……
リクの奴本当に無邪気ってゆうか…」


  好……き………?



「……………っ」

心美ちゃんは僕の事、
大切にしてくれてたのに

知らない内に
心美ちゃんの事、傷つけていた

最低だボク。

自分が嫌すぎて、嫌すぎて。

ぐっと歯を食い縛った。



「何とも思ってないなんて嘘じゃん
アイツの素直な所に惹かれたんだろ?」


「今は嫌い…………」


< 86 / 368 >

この作品をシェア

pagetop