また恋をした、その時に。
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深呼吸をする僕。
目の前にある
直径15センチほどの
平たい月の石に前足をのせる。
………やっぱり、コレに触れると神聖な気持ちになる。
自然と心が落ち着く。
───この石が天のお月様。
「リク………よく来てくれました。」
ゆっくりとしたトーンの
柔らかくて、優しい声が
僕の耳に届いた。
「天のお月様…………」
「君を呼び出した理由はね……」
重い口調の言葉に、
緊張感が一気に高まる…
「な…何でしょうか………」