赤 い 部 屋

「う…うわあああああ!」


私は一目散に走った。

とても驚いたし、何より不気味だった。


下り坂で転げそうになりながらも、一歩でも早く、一歩でも多くあそこから遠ざかるように、全速力で駆けた。

行きは10分かかった道を、5分位で戻って来た。
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