赤 い 部 屋

歳はかなりいってる、年配ドライバー。

大丈夫かな?と思いつつも、これしか方法が無いので聞いてみる。

「あの…山奥の丘の上の白い家って知ってますか?かなり噂があるらしいんですけど」


タクシードライバーは一瞬眉を寄せた。

だが、すぐ無表情になり、こう言った。
























「あそこは行かない方がいい」
< 5 / 25 >

この作品をシェア

pagetop