僕の大好きなお姉ちゃん

セツナイオモイ





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「へえ…遥は、妹がいるんだあ~」
三人の影を見ながら、そう呟いた。


夕日を背にして、ゆっくりと足を進める。
遥の押す自転車の音がやけに耳に残るのは、彼方の自転車に頭が占領されてるからだろうか。



「そう。
莉奈ってゆーの」


「桜木、莉奈―かあ...。
キレーな名前…」


「ははっありがと
伝えとく」


莉奈ちゃん…。
きっと可愛い子なんだろうなあ…。

遥に似てるかなあ?





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