僕の大好きなお姉ちゃん
「いっつも、図書館とか図書室とかばっかだったろ?
だから、俺んちで勉強しない?」
わあ…。
やっぱ勉強かあ……。
そう思って少し肩を落とす。
でも、勉強しなきゃダメだもんね…。
わかってるけど……。
そんなあたしの様子に気づいたのか、利翔が不安そうに口を開いた。
「気分変えて勉強しやすくなるかな、って思ったんだけど…。
嫌だった…………かな」
あんまりにもションボリする利翔が子犬みたいで可愛くて、思わず笑った。
「ううん!
全然嫌じゃないよ!
利翔んち楽しみ」