僕の大好きなお姉ちゃん
自然と涙が頬を伝った。
ただ――、どうしたらいいのかわからなかった。
「誰かが強制的に学校を振り分けてくれればいいのにぃ…」
そうこぼすと、「そうだね」と容が優しく言った。
いつもの凛とした声と違う、優しくて温かい声に、また涙が流れる。
どうして優しいの?
こんなに最低なあたしなのに…。
「こういうときは、糸田流悩み解決リフレッシュ法が3つあるんだよ」
い、糸田流悩み解決リフレッシュ法…?
名前長い…(笑)
「①好きな音楽を聴く
②自分の一番安心する場所で寝る
③…いままでお世話になった人、大切な人に会う」