僕の大好きなお姉ちゃん
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「……んあ…??」
瞼をゆっくりと開ける…。
…ん…。
うつぶせていた顔をあげると、教室には、あたしと……彼方しかいなかった。
しん…とした教室に、2人。
「か…なた…?」
「……おー。起きたか」
暖かい陽射しが教室に射し込んで、頬が火照る。
彼方の横顔に光があたって…綺麗だと思った。
かっこいいなって…思った。