僕の大好きなお姉ちゃん





「わたし………私、彼方に伝えなくちゃならないことがあるの!!」




抱きついた耳のすぐ近くで、愛しい奈々の声がする。


好きだ。
好きなんだ。


ただただ、そう思った。
そして、その想いを伝えたいと―――。




「俺もだ……!!」





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