僕の大好きなお姉ちゃん





「由実夏――――――――――――








ごめん…………・・っ







ほんと、自分勝手で…
ごめん…………」







俺は、壊れたロボットのように、
「ごめん…」を繰り返す。



すると、由実夏が口を開いた。

涙はもう止まったみたいだ。
ハキハキとした、いつもの由実夏の口調だ。




「謝るくらいなら、最初から”別れる”なんて言わないでよ。

謝ったって、あたしは許せるわけないじゃん!
好きなんだから。相沢のことっ。




でも、相沢は相沢さんのこと好きみたいだし?
長期戦で行こうよ」




………………?




< 284 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop