僕の大好きなお姉ちゃん
そのせいで、ガードが無く、隙がありすぎる。
こんなんだったら、誰だって、いつでも奈々にキスできるし、抱けるし、襲えるし…。
危なくてしょうがねえ。
だから、俺がガードしてやんねえと。
奈々が知らぬ間に犯されちまう…。
「奈々、相沢」
糸田が、俺達を呼ぶ。
俺達は、返事はせずに、糸田のほうを見た。
「屋上、行こ」
お昼を食べるためだと、すぐにわかった。
「うん!」
「おう」
糸田と、俺と、奈々と…。
ドアのところで待っていた、岬と、幹本と。
屋上へ向かった。