僕の大好きなお姉ちゃん



「ここにしよっか」

糸田が言って、みんなが腰を下ろした。


のんびりと、取り留めない話をする。




見上げれば、空は青くて、雲はのんびりと流れて行く。


まわりには、みんながいて―…奈々がいる。




お弁当を広げて、
みんなのお弁当に入っていた、
俺は苦手なピーマンを、奈々はトマトを食べさせられて、

笑って、笑って―…。




こんな一時が愛しい。
永遠に続けばと思う。



人との関わりは、面倒臭くって、嫌いだった。

けど、ここは凄く居心地がいいんだ。



誰にも譲れない、俺の場所なんだ―…。



< 38 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop