僕の大好きなお姉ちゃん
「容ぅ♪
相沢キョーダイの登校だあッ☆」
ゲタ箱にいた、幹本と糸田の会話が聞こえる。
奈々は手を振って、そのまま自転車を飛び降り、ゲタ箱へ向かった。
「おはよーん☆」
「おはよー♪♪」
自転車を止めた俺は、奈々のいるゲタ箱へ向かった。
奈々が2人と喋っているのが見える。
ゆっくりと、ゲタ箱に行く小さな階段を上ろうとした時だった。
女子に囲まれた―…。
「彼方くぅーん♥
おはよう♪」
「相沢くんッ☆
今日もいい天気だね~ッ」
「彼方あ♥」
またこいつらか。