僕の大好きなお姉ちゃん



「…俺は、嬉しくないけど…。
―…人によるんじゃん?
真崎{マサキ}…だっけ?女好きだし」


極度の女好きで、いつも女を連れている真崎聖矢{マサキセイヤ}の姿が浮かんだ。



「………真崎、ね。確かに!
やっぱり、相沢は違うよね。
”クール王子”って言われてるのも、納得できるよ」


”クール王子”???
なんだ、それ…。


あえて、返事はしなかった。



~♪~♪~♪~♪

俺のケータイが鳴る。
ディスプレイには、”奈々”と表示された。


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