切なさの距離~友達以上、恋人未満~





「くだらない!

ってかなんでそんなことでケンカに発展すんの?!って感じだわ!」


アキはそう言って湯川の背中を叩いた。




「ちょっと、貴斗」


あ?と不機嫌そうな声が前から聞こえる。


ってアキ!

何やっちゃってんの?!



「日向と仲直りしなさい!」



「はぁ?仲直り?」


不機嫌さマックス。

アリエナイ。


今の湯川には間違っても近づきたくない。




「そう。仲直り」


「…意味分かんねぇし」


湯川はそう言ったきり、机にふせてしまった。



これって…仲直り、できないパターンじゃない?






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