(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜


「まぁ落ち着けって。ほら、お茶」


「おおきに。
って、こんなんで許すと思ってんのかぁ!!
俺はめっちゃ傷ついてん!!
俺のまっすぐな真剣に考えた気持ちを、リョータは笑い話にしよって!!!」


大きな手を目にあて、泣いてる振りをするザキ。



「はいはい、すまんて」


「って、それ、ほんまに反省してんのか?!関西弁バカにしてるだけやろ!!」


「してへんしてへん。関西弁面白いねん」


「って、ジョー!お前もか!」


「まぁ、そんな冗談は置いといて……」

ジョーの切れ長の瞳が、俺とザキを交互に見やった。

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