(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜
「でも、負け続けるかもしれんで?」
「勝算はあるんだ。
ドリブルの切り込み隊長、兼、ゲームメイクのリョータ。
外から3ポイントを狙える僕。
それから中はザキがいるんだ。
完璧なメンバーじゃないか。これならどんな相手でも勝てるよ」
寒気がした。
こんな話聞いてワクワクしてる自分がいる。
どんな奴かわからないけど全国の奴らとバスケができるんだ。
夢を諦めるのはもっと先でもいいかもしれない。
「……それって、色んな奴とゲームできるってことだよな」
「そう。コートに集まる高校生や、大学生。
小学生とだってできるし、北は北海道、南は沖縄だ」
「え??それってな、関西もいけるってこと?」
「そう、ザキのいたところも多分通る」
気がつけば俺たちは身を乗り出すようにして、ジョーの話をきいていた。