(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜


暑い。

疲れた。

どっかで休みたい。


足を真っ直ぐ伸ばして横になって、クーラーのかかった部屋で寝ていたい。




「なぁ、ジョー?」

俺の前でサラサラと髪をなびかせているジョーの声をかける。


「なに?」

ジョーはやはり振り返ることなく返事をする。



「俺、そろそろ限界。ッハァ……どっか、で……休もうぜ」


「……」



ジョーは聞こえているのかいないのか、返事をしないままキョロキョロと辺りを見回した。




「なんや、ジョーは。挙動不審か??」

笑いながら俺に向かってザキが話しかけてくるけど、なんでお前はそんなに元気なんだよ。



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