(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜


そんで、なんで俺はこんなに疲れてんだよ。

スタミナ不足?



「次、左に曲がるよ?」


「へ?」


ジョーが急に言うから俺とザキはそのまま真っ直ぐに進んでしまい、ブレーキを急いでかけてジョーが曲がった道まで戻った。




「もっと早く言えよ!!」


「危ない危ない。あともうちょっとで真っ直ぐ行ってしまうとこやったわ」


「真っ直ぐ行ったから!!俺らは曲がりきれなくて真っ直ぐ突き進んだから!」


「行ってへん行ってへん。ギリギリで踏みとどまったもん」


「お前、関西人だからって常にボケようとすんな。いちいちツッコむのめんどくさいし、正直、俺ツッコミ入れる余裕ないから!!」


「……すまん」





俺らがこんな会話してんのに、ジョーは俺らを待つこともせずに何メートルも先を走ってる。




「くっそ!!」


「あっ!おい、リョータ待てや!!」


< 67 / 80 >

この作品をシェア

pagetop