(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜
そんで、なんで俺はこんなに疲れてんだよ。
スタミナ不足?
「次、左に曲がるよ?」
「へ?」
ジョーが急に言うから俺とザキはそのまま真っ直ぐに進んでしまい、ブレーキを急いでかけてジョーが曲がった道まで戻った。
「もっと早く言えよ!!」
「危ない危ない。あともうちょっとで真っ直ぐ行ってしまうとこやったわ」
「真っ直ぐ行ったから!!俺らは曲がりきれなくて真っ直ぐ突き進んだから!」
「行ってへん行ってへん。ギリギリで踏みとどまったもん」
「お前、関西人だからって常にボケようとすんな。いちいちツッコむのめんどくさいし、正直、俺ツッコミ入れる余裕ないから!!」
「……すまん」
俺らがこんな会話してんのに、ジョーは俺らを待つこともせずに何メートルも先を走ってる。
「くっそ!!」
「あっ!おい、リョータ待てや!!」