(仮)BLANK DAYS〜バスケット行脚〜
「うんうん。真っ先に立ち上がったし。ジョーもバスケしたいんやで。」
「感情が読み取りにくいのに、今のはわかったわ」
「あのジョーがウキウキしてるん見たらなんか可愛くてしょーがないんやけど」
「ちょっと気持ちわかるかも」
俺らがジョーの後ろ姿を静かに見つめているとジョーが急に振り返った。
「何してんの。早く行くよ、ほら」
「おー……」
俺らは笑いを噛み締めながらカバンを手にしジョーへと走り出した。
ダムダムと響く音に誘われて……。