執事と私の前世の関係



みなも様はあまりにものんきすぎる





「私とみなも様は

江戸中期、武士と町娘でした


みなも様は水無月家の跡取りで


私はそこら辺の町娘



私の家は貧しく水無月家に引き取られました



私は前々から秀吉様のお姿は知っていました



初めまして顔を会わせたのは私が14歳


秀吉様は21歳



レイプされたのが16歳です」





「16?」




「今のみなも様と同じ時に貴方に犯されました」









みなも様はしばらく黙ったのでまた白い首に赤い印をつけた



今度は少し大きく






「待って!つまり仕返し?」




「まさか、"仕返し"なんて可愛いもんじゃない


復讐です」




自分が怖い表情になっているのかわかる



みなも様が色をなくし始める






< 23 / 73 >

この作品をシェア

pagetop