執事と私の前世の関係
みなも様はあまりにものんきすぎる
「私とみなも様は
江戸中期、武士と町娘でした
みなも様は水無月家の跡取りで
私はそこら辺の町娘
私の家は貧しく水無月家に引き取られました
私は前々から秀吉様のお姿は知っていました
初めまして顔を会わせたのは私が14歳
秀吉様は21歳
レイプされたのが16歳です」
「16?」
「今のみなも様と同じ時に貴方に犯されました」
みなも様はしばらく黙ったのでまた白い首に赤い印をつけた
今度は少し大きく
「待って!つまり仕返し?」
「まさか、"仕返し"なんて可愛いもんじゃない
復讐です」
自分が怖い表情になっているのかわかる
みなも様が色をなくし始める