執事と私の前世の関係



夜、満鳴に呼ばれ沙由は満鳴の部屋に向かった




「沙由?入って」



ふすまを開けると満鳴の部屋は明日の戦の準備が整っていた




「ごめん、こんな夜に呼び足して」



「大丈夫です……何か心配なことが?」




明日の戦は満鳴にとって初めての戦




「賭けをしない?」



「賭けですか?」




満鳴は深く深呼吸して


「もし戦で勝利を納めたら結納しない?」




突然、全く想像していなかった言葉に沙由は呼吸するのを止めてしまう………




「沙由?」



「……します!私その賭けをします」




「良かった…じゃいつ帰ってくるか分からないけど

沙由は僕が勝利するまで待っててね」




「はい!!」




満月の下で結婚の約束




沙由と満鳴は長い間満月を一緒に眺めていた








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