執事と私の前世の関係
真夜中に目が覚めた
隣には秀吉が寝ていて……
悔しい
なんであんな乱暴なことをして平気で寝ていられるの!!
なんで私が泣かなきゃいけないの!!
沙由は夕食の後片付けをして部屋に戻り
誰にも気付かれないようにお風呂に入った
まだお風呂の文化が浸透していなかったがそれでも身体を隅々まで綺麗にしたかった
身体に水をかけても冷たいと感じることはなく
ただ悔しさに身体を綺麗にしていた
次の日後輩に「大丈夫ですか?」と聞かれた
泣きそうになったけど……多分誰も秀吉の後片付けはしたくないのは分かったから
「うん大丈夫だった」
としか言えなかった
秀吉の後片付けは沙由が死ぬまで続けた