Feelings of 15
お気楽
待合室に戻る。
面談が終わった人はもう下校するはずなんだけどね。
待合室に入ると、すでに大友は面談に向かっていた。
いたのは裕也だけだった。
あの日から裕也と二人で話すことはなかったし、
ちょっと緊張している。
「あ、終わった系?」
「おわったおわった!」
「大友、さっき呼ばれて今面談。」
「あ、そっか。あたしの後だもんね。」
あたしは笑う。
全然、不自然じゃないよね?
「ミホ!」
急に名前を呼ばれた。
「え?」
あたしは恐る恐る裕也を見る。