Feelings of 15











休み時間も終わり社会の歴史の授業だった。

授業…つまんない。

受験生なんてやめたい

ずっと2年のときみたいに遊んでいたい。

「第一次世界大戦が…」

先生の書く黒板の字をぼんやり見つめるだけ。

頭になんて入ってなかった。

眠くなってきたなぁ。

寝ちゃおっかな…

顔を伏せようとしたときだった。

パサッ

何かがノートに乗った。

びっくりしたぁ!

紙?

何十にも織り込んであるぼろぼろのメモ帳だった。

横から…?

飛んできた?

横って翔?

あたしは横を向いた

翔は口パクで

あ、

け、

て、

み、

ろ、

と言っている。

開けろ?

とりあえず紙を広げてみた。


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