Feelings of 15
公園についたのは7時ピッタリだった。
絵美はまだ来ていなかった。
あたしは近くのベンチに座ることにした。
「ごっめ~ん!遅れた~!!」
絵美が息を切らしてかけてくる。
「あ、いいよいいよ。」
あたしは笑った。
とても深刻そうな話には思えなかった。
絵美はあたしの隣に座った。
「ミホは…好きな人いないの?」
翔だけど…
絵美には言えないよ…。
「いないって!」
あたしは言った。
「嘘でしょ?」
少し冷たい言い方だった。
「なんで?」
絵美は少し下を向いた。
「だって、裕也と別れたの誰か他に好きな人がいたからなんでしょ?」
その情報…
どこからきたんだよ…。