Feelings of 15
「目、開けてみて。」
あたしはそっと目を開けた。
「お、いいじゃん!鏡鏡!!」
裕也は手鏡を開いてあたしに見せた。
ピンクのチーク
薄い淡い色のシャドウ
「わぁ。」
すごい
様になってっる。
「さっすが俺ら美術5だな!」
「おう!」
って裕也も5!?
「次、髪もやっちゃうか。」
「そうだな。」
裕也と大友は髪の毛を触り始めた。
「コテで巻けばいいよな。浴衣だったら横にダンゴで決まりだよな!」
「たしかに、可愛いかもな。」
二人は話し続ける。
「束づつまとめるといいって書いてある。」
「どんくらい?」
「こんくらいじゃん?」
二人とも…
真剣だし。