Feelings of 15
「これではさんで巻けばいいの?」
「そうじゃね?」
大友はあたしの髪の毛をコテではさんだ。
「熱かったら言えよ?」
「わ…わかった。」
二人は黙々と髪の毛をいじる。
すごいな。
「なんか…すごいね。」
「うん。」
ってそれだけ!?
どんだけ集中してんだし…
あたしのためにやってくれてるのは嬉しいんだけど。
「よし!あとまとめて。裕也、そっちの髪持ってて。」
「おっけ。飾りこれでいい?」
「いいじゃん!」
「そこ、つけて。」
「「よし!できた!!!」」
二人が同時に言った。
「鏡!」
裕也があたしに鏡を見せた。
「すげ~だろ?さすが俺たち。」
大友が得意げに言う。
「さすが二人だね!」
あたしは思わず笑ってしまった。