Feelings of 15
「そろそろ、時間じゃないのか?」
携帯の画面を見た。
「ホントだ!いこっか!」
「俺、ちょっと遅れていくから先行ってて。」
裕也はそういって一人どこかへ行ってしまった。
「大友、先行こう?」
「おっけ!」
あたしたちは展望台へ歩き始めた。
「翔さ、お前のスピーチ聞いて顔真っ赤になってたぞ?」
「え!?」
翔が顔赤くしてたの!?
「あいつなりに嬉しかったんじゃないのか?」
大友は笑った。
「そうかな??」
喜んでいいのかな??
「でも、その横で絵美がめっちゃ怖い顔してたぞ。」
あー
そうだよね…
自分の彼氏がそんなんだったら怒るよね…
なんかけっこう気分下がった感じだ…