Feelings of 15
「もっと、喜べよ~!」
喜べって
翔の事聞いた時は嬉しかったけどさぁ…
「う~ん」
やっぱ、びみょうだ…
「あ!あれじゃね!?」
「ほんとだ!」
あたし達は入り口まで走った。
「これは、織姫さんようこそ特別展望台に!」
迎えてくれたのは司会の人だった。
「ありがとうございます!」
「お連れ様は他にいらっしゃいますか?」
「あと…1」
「あと2、3人います!」
「そうですか。分かりました。それではどうぞ。」
大友…?
裕也はともかく
あと誰がくるの?
あたしは疑問に思ったまま展望席に座った。
大きな窓から外の川が見える。
もうすぐ始まるんだ…