Feelings of 15
「ミホに中途半端は嫌って言われたから考えた。」
うれしい
翔が…
やっと振り向いてくれた。
「ミホがいいんだ。」
あたしは頷いた。
「あたしも。」
「しってる。」
翔は悪戯っぽく笑う。
ばか…
やっと振り向いた。
長かった。
2年。
あたしの2年。
いろんなことがありすぎた。
翔の一言で傷ついて
何度も泣いた。
「これからは、ずっと一緒だ。」
「うん。」
お互いをきつく抱きしめあった。