Feelings of 15
わ…ひど
いくらなんでも言いすぎじゃない?
呆然としている翔を見ながら友春くんは歩き出した。
翔は何も言わなかった。
ただ悔しそうに手を握りしめていた。
これじゃ翔がかわいそう…
三年間頑張ってきたのに…
実力だって十分あるのに…
「翔!」
あたしはすぐさま翔のに駆け寄った。
「聞いてた?」
「あ…うん。」
「俺は大丈夫だから。そんな顔すんな。」
なんか、これじゃ逆に気使わせちゃってる…
「なんかあるなら言って!なんでも聞くし…うちら、…その、あたしは翔の…」
「…友達だろ?そうだな、ミホは一番の友達だ!ありがとな。」
…って、まいいか。
さっきよりは元気になったみたいだし…。