Feelings of 15
本番
「ミホ!」
裕也が戻ってきた。
「友春くんどうだった!?」
「もうじき来る…。」
裕也はとても疲れている様子だった。
「裕也、大丈夫?」
裕也はまだ息切れしていた。
「あぁ、平気。」
あたしの心臓はまだどきどきしていた。
翔のぬくもりがまだ残っている。
吐息がかかった首
暖かかった腕
きつく抱きしめられた背中。
翔…
さっきの行動に…
あんたの意思はあったの?
あたしだからしたの?
…それとも。