Feelings of 15









立ち上がろうとしたそのときだった。

「あっれ~?ミホどうしたの?そんなとこ座って」

現れたのは友達の絵美だった。

げ!絵美!

「ミホ!?」

教室からは数人の男子が出てきた。

みんな気まずそうな顔をしていた。

翔とも目があった。

今…

翔の顔見たら泣きそう。

あたしはうつむいた。

「……男みたいでごめんね!どうせあたしは女らしくないから!」

そういい捨ててあたしは玄関へ走った。

最悪…

なんであんなこと

言いたくもなかったこと言っちゃった…

視界が涙でぼやけた。

今…泣いたら負けだ。

泣くな、泣くな。

あたしは上を向いた。
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