Feelings of 15
試合も終わりあたし達も帰ることになった。
夕日が川に照らされていた。
「翔たち…勝ったんだね。」
「うん。」
夕日がまぶしくて思わず目をつぶる。
「俺…そろそろ帰るけど、どうする?」
あ…どうしよう
このまま翔を待ってたいんだけどな…
裕也にはわるいけど…
「ごめん、先帰ってて。あたし翔待ってるから…」
裕也は残念そうに笑った。
悪いことしちゃったかな?
「わかった。じゃあな!」
「うん、じゃーね!」
裕也は背中を向けて走っていた。
翔…まだかな?