Feelings of 15
裕也の家はあたしの家より少し遠いところにあった。
ごく普通の一軒屋。
「ついた…」
裕也はそういうとあたしのことを抱きかかえて家に入った。
入ったのは裕也の部屋。
意外と片付けられていた。
「もう…涙でてないな。」
「…ごめん」
「あやまんなよ」
「でも…」
「悔しい。」
「え?」
「翔の…あいつの一言でお前がそんなに泣くなんて…。それだけお前にとって翔は大きいんだろ?」
そんなこと…
今は…言いたくない