Feelings of 15
「ミホ…」
裕也はあたしの名前をつぶやいた。
「なに…?」
裕也はそっとあたしを抱きしめた。
そういえば…
ファーストキス…だったな。
こんなに簡単におわっちゃった。
ずいぶんと軽くなったな…
「翔と…なんかあった?」
一番聞かれたくなかった。
翔という名前も聞きたくなかった。
「あたし…翔が好きだったの。」
「やっぱか…、でも俺でいいの?」
違う…
裕也が助けてくれた…
あたしには裕也なんだ。
翔が言った。
裕也はいいやつだって。
翔が言った…