Feelings of 15
学校へ行く道を一人とぼとぼ歩いた。
何度も涙が出そうになった。
でも、なんとかこらえた。
自分のことを考えるだけで…
それだけで涙が出そうになった。
「あたし…こんなに弱かったっけ?」
誰も聞いてくれない。
それがまたさびしい。
あたしはあたしの必要としてる人に必要としてほしいだけ。
翔や…ママ。
全部あたしが自分から遠ざけた…
ひどいこと言って…
学校の校門についた。
目の前には…
見慣れた背中…
…翔。
こんなに早く会うなんて思わなかった。