Feelings of 15










一時間目の終わりのチャイムがなった。

そういえば…

授業サボってた…

あ~

呼び出しだー。

放課後どうしよ~

おなか痛くてトイレ行ってたって言おうかな…。

ま、とりあえず裕也に会わなきゃ…

あたしはトイレから出て裕也の教室3Cに向かった。

教室の前で様子を伺って裕也の名前を呼んだ。

噂を耳にしてるやつらはあたしを見るなりニヤニヤ笑った。

……裕也には話さなくちゃ。

「どうした?」

「話、聞いてくれる?」

その場の緊張した空気を裕也はどう感じ取ったのか、

「あまり、よさそうじゃないな。」

と言った。
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