Feelings of 15
「土曜…話しただろ?」
「うん。」
「あの話、…全部忘れて。」
え…?
「忘れるって…?」
「俺、なんとも思ってないから。もう…」
「あの話で言ったこと、全部もう違うって言いたいの?」
「うん…。半端な気持ちで付き合ってるのは…嫌だから。」
じゃあもう期待するものも全部なくなっちゃうの?
土曜日にはまだ好きだって言ってたじゃん…
でも裕也がいるからって…
そんなに気持ちって変わるものなの?
変わらせることのできるものなの?
「…そっか。」
翔は俯いた。
悲しそうな顔をしている。
そんな表情しないでよ…
逆でしょ?
あたしが泣きたいくらいだよ