Feelings of 15
第二章
面談。
夏休みまであと3週間ほど。
先生とあたしと親の三人の三者面談が行われた。
主に話すのは高校の事。
あたしの順番は3番め。
大友の前だった。
面談を行わない生徒は早く帰宅させられたから、残っているのは今日、面談をする人だけだった。
待合室には、大友とか裕也もいた。
1番めの人が教室から出てきた。
次の人を呼んでいるようだった。
「偏差値どんくらいかな~。」
大友が一人でつぶやいている。
無視するのはかわいそうかも…
「たしかに~!ぜったいやばいよ!」
「さては、到達度テストの前に勉強してなかっただろ?」
裕也も話に入ってきた。
「裕也はどうなんだよ!」
大友も言う。