さんご=15。




「お兄ちゃん…ッ!!」




――― 横 走り抜けてくクルマ


その窓から そう叫んでる”ユア”…




「――― オマエはこっち乗れ!」




あたしは…




その声に




誰かの背中に




必死に しがみついて




泣きながら




どこかにたどり着いて




白いベットの上




テレビの音で




助かったんだ って




体… ガタガタ 震えてた…








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