____苺の季節____
「杏奈ちゃんは人気者だね、中学でもモテてたでしょ、男の子達が見てるよ」
詩織ちゃんが嬉しそうに話すから、びっくりしながら否定する。
「え、あの視線はあたしを通り越した先の詩織ちゃんを見てるんだよ!
何を言い出すのかと思ったら~、
もう、冗談はよし子さんだよ、
あれ、古い?
これ、うちの太郎ちゃんがいつも言ってるやつ……なん…だよね」
だんだん恥ずかしくなってきて、語尾も小さくなっていく。
暫くシーンとしたけど、詩織ちゃんと紅林君が少しだけ笑ってくれたから救われた。
そしてタイミング良くドアが開き、中里先生が入って来る。
「ホームルームするぞ」
詩織ちゃんが嬉しそうに話すから、びっくりしながら否定する。
「え、あの視線はあたしを通り越した先の詩織ちゃんを見てるんだよ!
何を言い出すのかと思ったら~、
もう、冗談はよし子さんだよ、
あれ、古い?
これ、うちの太郎ちゃんがいつも言ってるやつ……なん…だよね」
だんだん恥ずかしくなってきて、語尾も小さくなっていく。
暫くシーンとしたけど、詩織ちゃんと紅林君が少しだけ笑ってくれたから救われた。
そしてタイミング良くドアが開き、中里先生が入って来る。
「ホームルームするぞ」