____苺の季節____
「杏奈!終わった?」
教室のドアの辺り、体を半分だけ入れて、あたしに声を掛ける島ちゃん。
「あ、島ちゃん!」
たった数時間離れていただけなのに、恋しく思う、この友への心。
「みんな、島ちゃん、F組の島谷 洋子ちゃんだよ、あたしの仲良しさん……」
G組の友達に紹介する。
「綺麗な子ねー」
みんな声を揃えて言うから、島ちゃんは困って照れ笑い。
「うちの娘がお世話になります、どうぞ宜しくお願いしますね」
ちょっぴり、ふざけながらあたしの事を、みんなに頼んだ。
それが、可笑しくて、みんなはどっと笑う。
ありがとう、島ちゃん。
やっぱり大好き。
大好きだよ。
綺麗に光る島ちゃんの天使の輪と笑顔、
そして、詩織ちゃん達の輝く瞳。
春の出会いがくれた宝物だなぁって、
あったかい、嬉しい気持ちで、ずっとずっと、眺めていた。
教室のドアの辺り、体を半分だけ入れて、あたしに声を掛ける島ちゃん。
「あ、島ちゃん!」
たった数時間離れていただけなのに、恋しく思う、この友への心。
「みんな、島ちゃん、F組の島谷 洋子ちゃんだよ、あたしの仲良しさん……」
G組の友達に紹介する。
「綺麗な子ねー」
みんな声を揃えて言うから、島ちゃんは困って照れ笑い。
「うちの娘がお世話になります、どうぞ宜しくお願いしますね」
ちょっぴり、ふざけながらあたしの事を、みんなに頼んだ。
それが、可笑しくて、みんなはどっと笑う。
ありがとう、島ちゃん。
やっぱり大好き。
大好きだよ。
綺麗に光る島ちゃんの天使の輪と笑顔、
そして、詩織ちゃん達の輝く瞳。
春の出会いがくれた宝物だなぁって、
あったかい、嬉しい気持ちで、ずっとずっと、眺めていた。