____苺の季節____
沢田先輩が、指揮台に上がりタクトを少し振ると、一斉に音が止む。
「はい、注目、後ろに並んでる可愛い1年生達をご覧下さい、
今日から入部する事になりました、
あぁ、えっと、まず挨拶しとくか、
私は部長の沢田です、ホルンやってます、宜しく……、
パートリーダー!さっき話したよね?
しっかり面倒を見るように、
そして、
1年生!
いい?
今は緊張で仕方ないのはわかる、
だぁーいじょうぶだから!
何も心配いらないよ、
すべて私の責任のもと、楽しく、仲良く、音楽できるようにしていきます、
だから、まぁ、笑ってよ、
リラッークス、
音楽は『心』だからね?
嬉しいこと、悲しいこと、
みんなの音に表れます、
支え合い、助け合い、
心を響かせ、私達の音楽作っていこう…、
スマイル、スマイル、
はい、
良いですか?」
目を細めて笑う表情は、さっきまでとは別人みたい。
ぶっきらぼうに言いながらも、優しさが伝わるから嬉しかった。
「あれ?返事……、返事は?」
片手を耳に当て笑う沢田先輩を見て、あたし達はハッとする。
「いーいですか?」
『はい!!』
あたし達は、先輩の想いにこたえるように大きな声を響かせた。
「はい、注目、後ろに並んでる可愛い1年生達をご覧下さい、
今日から入部する事になりました、
あぁ、えっと、まず挨拶しとくか、
私は部長の沢田です、ホルンやってます、宜しく……、
パートリーダー!さっき話したよね?
しっかり面倒を見るように、
そして、
1年生!
いい?
今は緊張で仕方ないのはわかる、
だぁーいじょうぶだから!
何も心配いらないよ、
すべて私の責任のもと、楽しく、仲良く、音楽できるようにしていきます、
だから、まぁ、笑ってよ、
リラッークス、
音楽は『心』だからね?
嬉しいこと、悲しいこと、
みんなの音に表れます、
支え合い、助け合い、
心を響かせ、私達の音楽作っていこう…、
スマイル、スマイル、
はい、
良いですか?」
目を細めて笑う表情は、さっきまでとは別人みたい。
ぶっきらぼうに言いながらも、優しさが伝わるから嬉しかった。
「あれ?返事……、返事は?」
片手を耳に当て笑う沢田先輩を見て、あたし達はハッとする。
「いーいですか?」
『はい!!』
あたし達は、先輩の想いにこたえるように大きな声を響かせた。