____苺の季節____
「はい、そこの1年生、おはようさん~、クラスを確認したらそのまま体育館に移動して下さいね」
後ろから妙な鼻声が聞こえて振り向くと、スーツのボタンが弾け飛びそうな立派なお腹をつきだした先生がいた。
「はーい」
返事をすると、「中に行けばクラスの札が立ってるから」と、また妙な鼻声で言うから可笑しくて可笑しくて、島ちゃんと目で合図しながら笑いをこらえ、その場から逃げるように体育館へと向かった。
「はぁ~、マジでウケる」
「立派なメタボ、鼻声、しかも年齢不詳……、あの先生の授業は無理、笑いすぎて話聞けない」
なんてお腹をおさえながら、体育館に入ると、もう沢山の生徒が集まっていてクラスごと椅子に座ってた。
「じゃ、あとでね」
小さく手を振って、それぞれのクラスの立て札を目指す。
「A、B、C……」
小声で呟きながら立て札を探していると、
「G組はあそこじゃね?」
耳元で突然声がして、ぐいっと力強い腕があたしの肩を抱いた。
後ろから妙な鼻声が聞こえて振り向くと、スーツのボタンが弾け飛びそうな立派なお腹をつきだした先生がいた。
「はーい」
返事をすると、「中に行けばクラスの札が立ってるから」と、また妙な鼻声で言うから可笑しくて可笑しくて、島ちゃんと目で合図しながら笑いをこらえ、その場から逃げるように体育館へと向かった。
「はぁ~、マジでウケる」
「立派なメタボ、鼻声、しかも年齢不詳……、あの先生の授業は無理、笑いすぎて話聞けない」
なんてお腹をおさえながら、体育館に入ると、もう沢山の生徒が集まっていてクラスごと椅子に座ってた。
「じゃ、あとでね」
小さく手を振って、それぞれのクラスの立て札を目指す。
「A、B、C……」
小声で呟きながら立て札を探していると、
「G組はあそこじゃね?」
耳元で突然声がして、ぐいっと力強い腕があたしの肩を抱いた。