____苺の季節____
「だーっ、もう、杏奈!
ダメだ…、
もう言って良いか?
あのなぁ、あれが俺のキモチ!
わかる!?
もっと分かりやすく言わなきゃダメかな、
あれは、お前を陽平から助ける為に言った言葉じゃねーよ、
その、
だからよ…、俺、やっぱりお前のキモチ待ってからとか、悠長な事やめる、
ダメなんだ、
放っとけねーんだよ、ああいう奴ら、結構いるみたいだし、
杏奈!
俺と、付き合おう、
不安なんだ、杏奈をきちんと捕まえておきたくて、
杏奈の事、他の誰にも渡したくない、
大事にするからよ?」
あたしは胸が一杯になって体が自然と動いてた。
「え?杏奈」
鳴海の胸に飛び込んで大きな逞しい体を抱き締める。
「鳴海、好き……、大好き、好き…、ずっと言いたかった、ずっと」
「え?あぁ、うん」
安心できる広い胸。
「好きだよ、鳴海」
鳴海は、少しの間、優しくあたしの背中をギューッとした後、
ツンツンとつついた。
「サ…、サンキューって、
杏奈…みんな見てる、
みんな見てるっつうの」
「へ?」
見上げると赤い顔をした鳴海があたしを見つめる。
「ここ、玄関、しかも登校ラッシュ」
ダメだ…、
もう言って良いか?
あのなぁ、あれが俺のキモチ!
わかる!?
もっと分かりやすく言わなきゃダメかな、
あれは、お前を陽平から助ける為に言った言葉じゃねーよ、
その、
だからよ…、俺、やっぱりお前のキモチ待ってからとか、悠長な事やめる、
ダメなんだ、
放っとけねーんだよ、ああいう奴ら、結構いるみたいだし、
杏奈!
俺と、付き合おう、
不安なんだ、杏奈をきちんと捕まえておきたくて、
杏奈の事、他の誰にも渡したくない、
大事にするからよ?」
あたしは胸が一杯になって体が自然と動いてた。
「え?杏奈」
鳴海の胸に飛び込んで大きな逞しい体を抱き締める。
「鳴海、好き……、大好き、好き…、ずっと言いたかった、ずっと」
「え?あぁ、うん」
安心できる広い胸。
「好きだよ、鳴海」
鳴海は、少しの間、優しくあたしの背中をギューッとした後、
ツンツンとつついた。
「サ…、サンキューって、
杏奈…みんな見てる、
みんな見てるっつうの」
「へ?」
見上げると赤い顔をした鳴海があたしを見つめる。
「ここ、玄関、しかも登校ラッシュ」