優しく宝物
うしろから
キャッキャッと
カップルの声。
もちろんあの2人だ。
声をさえぎるようにはめたヘッドフォンから
少し聞こえる後ろの声にイライラし
音量をMAXにあげる
今は啓とも普通にしゃべる。
正直言うとまだ好きだ。
啓から
「美香は俺のこと好きだってちゃんと声出して言ってくれるのに…」
そう言われ
ムキになってしまっただけだ。
後悔しても、もう遅い
わかってる。
ただ
「やり直したい」
それだけが言われたいだけ。
だから美香には気づかれたくないのだ。
この気持ちは隠し通さなきゃいけないのだ。
背中をトントンとされた。
「ん?」
そのまま後ろを向くと啓がいた。
口をパクパクさせて何か喋っている。
慌ててヘッドフォンを外した。
「え?何?」
「なんだよ聞こえてねーのかよ。おはよう!!って。」
「あぁ…おはよう。」
そういうとヘッドフォンをまたはめようとすると
手を押さえられた
「何…?」
「最近音量でかくねぇか?曲も前からこんな歌聴いてたっけ?」
お前のせいででかくなってんだよ!!
なんて言えなかった。
確かに前から激しい歌ばっか
聞いてなかった。
そこに気づいた啓がまたムカついた。
キャッキャッと
カップルの声。
もちろんあの2人だ。
声をさえぎるようにはめたヘッドフォンから
少し聞こえる後ろの声にイライラし
音量をMAXにあげる
今は啓とも普通にしゃべる。
正直言うとまだ好きだ。
啓から
「美香は俺のこと好きだってちゃんと声出して言ってくれるのに…」
そう言われ
ムキになってしまっただけだ。
後悔しても、もう遅い
わかってる。
ただ
「やり直したい」
それだけが言われたいだけ。
だから美香には気づかれたくないのだ。
この気持ちは隠し通さなきゃいけないのだ。
背中をトントンとされた。
「ん?」
そのまま後ろを向くと啓がいた。
口をパクパクさせて何か喋っている。
慌ててヘッドフォンを外した。
「え?何?」
「なんだよ聞こえてねーのかよ。おはよう!!って。」
「あぁ…おはよう。」
そういうとヘッドフォンをまたはめようとすると
手を押さえられた
「何…?」
「最近音量でかくねぇか?曲も前からこんな歌聴いてたっけ?」
お前のせいででかくなってんだよ!!
なんて言えなかった。
確かに前から激しい歌ばっか
聞いてなかった。
そこに気づいた啓がまたムカついた。