山賊眼鏡餅。
「身長180センチで、超男前で、頭も超良い」


「へえ。橘にそんな友達がいるんだ」


「まあな」


「まさか高校生……?困るよ」


「いや。職場の先輩だから、アネキとタメ」


「ホスト!?」


「ウェイターだよ」


「芸能人にたとえると誰?」


「芸能人っていうか、お相撲さんで言うと琴欧洲をちょっとくずした感じかな」


「ちなみに体重は?」


「180キロらしい」


「それじゃ、お相撲さんじゃん」


「唯一の欠点は体臭がきついことて、マザコンなところかな」


「どちらかと言えば欠点だらけじゃん」


相変わらず馬鹿な弟だ。





「まあな、アネキ、そんなに心配なら家まで会いに行けば良いだろ」


「確かに、そうだよね」





シャワーを浴びて、ばっちりメイクをして、私は山に行くことにした。
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